石の美術館
いしのびじゅつかん
その名の通り、石による石のための美術館でした。大正から昭和初期に建てられた「石蔵」の活用方法から、この美術館のプロジェクトが始まり、石材の可能性を広げる色々な試みがされていました。「石と光のギャラリー」では、厚さ6mmまで薄くした大理石を組積造の壁面に埋め込み、そこから光が室内に入る仕組みが新鮮でした。「茶室」では石の柱を、生・中温焼成・高温焼成と焼成方法を変える事で、同じ石なのに異なる素材感が出されていました。現代のガラスやコンクリート、鉄骨が多用される建物の中で石材ばかりの建物は珍しかったですが、やはり石のせいなのか空間全体に重たいイメージが自分の中に残っています。
石の美術館 ホームぺージ (別ウィンドウが開きます)
設計 | : | 隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所 ※くまけんご |
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構造設計 | : | 中田捷夫研究室 ※なかたかつお |
竣工 | : | 2000年 |
構造 | : | 組積造、鉄骨造、木造 |
用途 | : | 美術館 |
所在地 | : | 栃木県那須郡那須町芦野仲町2717-5 周辺の地図 【Googleマップ】(別ウィンドウが開きます) |
【次の建物】 那珂川町馬頭広重美術館(栃木県)
【前の建物】 福島県教育会館(福島県)
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