福島県教育会館
ふくしまけんきょういくかいかん
クネクネと緩やかな曲線を描く屋根は波形シェル、ギザギザの外壁はRCの折板構造と、構造的に面白い建物です。教職員の拠出金等から建設費用が賄われており、低予算で作り上げる工夫からこのような構造になったようです。外観は築60年以上経ってはいるが、2004年に改修されたようで非常に綺麗な状態です。シェル屋根の建物はホールとして使用されており、隣接する低層の建物は会議室・ギャラリーなどに使用されています。低層棟は柱・梁のシンプルなラーメン構造ですが、大開口の水平窓やバルコニーに上がるRC階段のデザインなど見所もあります。また低層棟の梁がホール棟のギザギザの外壁を貫いて、裁縫のように縫い付けている感じが面白いです。ホール等の1階に小窓がいくつも付いている部分があり、遊び要素として付けられたのかなと思います。
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設計 | : | 大高正人/ミド同人 ※おおたかまさと |
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竣工 | : | 1956年 |
構造 | : | 鉄筋コンクリート造 |
用途 | : | 貸会議室・ホール・展示ギャラリー |
所在地 | : | 福島県福島市上浜町10-38 周辺の地図 【Googleマップ】(別ウィンドウが開きます) |
【次の建物】 石の美術館(栃木県)
【前の建物】 戦没学徒記念若人の広場(現:若人の広場公園)(兵庫県)
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