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戦没学徒記念若人の広場(現:若人の広場公園)
せんぼつがくときねんわこうどのひろば(わこうどのひろばこうえん)
太平洋戦争に動員され亡くなった、10代~20代の学徒を追悼する施設です。竣工は1967年と古く、観客数の減少などにより1994年に一度閉館しています。また翌年、阪神・淡路大震災により被害を受け、修復もままならぬまま廃墟のようになっていた所、南あわじ市が買い取り「若人の広場公園」として耐震補強も含めて再整備されました。公園は標高145mの大見山に位置し、福良湾や鳴門海峡が一望出来ます。公園の中央に、学徒の遺品などが展示されている「管理棟」が、公園の先端には、慰霊碑となる高さ25mの「記念塔」がそびえ立っています。記念塔に至るアプローチは階段を下り狭い一本道を歩いて行きますが、周囲に何もない環境と追悼施設の特性によって、次第に厳粛な気持ちに切り替わります。管理棟の意匠は丹下作品にしては珍しく、石積みの外壁やヴォールト屋根の連なり、また柱の先端を絞ることによって浮遊感を表現しているであろう館内の柱など見所も多数あります。
若人の広場公園(南あわじ市) ホームぺージ (別ウィンドウが開きます)
設計 | : | 丹下健三/丹下健三・都市・建築設計研究所 ※たんげけんぞう |
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竣工 | : | 1967年 |
構造 | : | 鉄筋コンクリート造 |
所在地 | : | 兵庫県南あわじ市阿万塩屋町2658番地7 周辺の地図 【Googleマップ】(別ウィンドウが開きます) |
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