岩国徴古館
いわくにちょうこかん / Iwakuni city museumu IWAKUNI CHOKOKAN
旧藩主の吉川家が「郷土に博物館を」の目的で、戦時中の1945年3月に竣工した建物です。構造体には煉瓦を使用し、外壁の装飾は鉱滓(こうさい)で作ったブロックを貼ってあるそうです。鉱滓を調べてみると、製鉄工程で除去される不純物のようなので、戦時中の物資の少なさを象徴する出来事ですね。また電気節約のためにトップライトを設けて採光をしてあります。公式のパンフによれば、竹を使った竹筋コンクリートを使用している説もあるそうですが、現在までにはっきりわかってないようです。内部は太い柱が所狭しと立っていて空間の狭さを感じますが、柱のハンチ形状や連続するアーチなどは見所です。陸軍燃料廠治療所、図書館の用途を経て、現在は博物館として錦帯橋や岩国藩の歴史資料が展示されています。
岩国徴古館(岩国市公式観光webサイト) ホームぺージ (別ウィンドウが開きます)
設計 | : | 佐藤武夫 ※さとうたけお |
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施工 | : | 池田組 |
構造 | : | 煉瓦造、一部木造、竹筋コンクリート(未確認) |
竣工 | : | 1945年 |
用途 | : | 博物館 |
所在地 | : | 山口県岩国市横山二丁目7-19 周辺の地図 【Googleマップ】(別ウィンドウが開きます) |
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