米子市公会堂
よなごしこうかいどう / Yonago public hall
市制30周年記念で建設され、建設費の一部を市民の寄付で賄った公会堂です。正面外観は連続した柱から片持ちで飛び出ていて、スタジアムのような印象を受ける個性的な意匠です。設計意図としてグランドピアノをモチーフにしているようなので、スタジアムと言うよりは鍵盤の感じでしょうか。側面・屋根ともに緩やかな曲線を描いていて、落ち着いた色味のタイルが貼られています。ホール屋根の波打つような曲面や扉の取っ手、ホワイエの照明器具など、随所に村野建築ならではの細かい意匠が施されていて面白い建物でした。2014年に耐震補強を含む改修が行われ、元々の意匠を崩さずに内装・外装ともに綺麗な状態に戻っています。
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設計 | : | 村野藤吾/村野・森建築事務所 ※むらのとうご |
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竣工 | : | 1958年、1980年(増築) 2014年(耐震補強改修) |
構造 | : | 鉄筋コンクリート造 |
所在地 | : | 鳥取県米子市角盤町2-61 周辺の地図 【Googleマップ】(別ウィンドウが開きます) |
【次の建物】 潟博物館(水の駅「ビュー福島潟」)(新潟県)
【前の建物】 津山文化センター(岡山県)
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