稚内港北防波堤ドーム
わっかないこうきたぼうはていドーム / North Breakwater Dome
稚内港の桟橋に建つ防波堤で、当時就航していた稚内と樺太の大泊を結ぶ稚泊(ちはく)連絡船の乗客を、風と波から守る目的で建てられたものです。高さ8m、全長427m、柱の数70本の半アーチ型の珍しい形状です。柱の形状も日本建築にはあまりなく、古代ローマ建築のような感じで、それが70本も並んでいる姿は圧巻です。老朽化が激しかったため、1978~80年まで改修工事が行われています。稚内の厳しい自然環境に建てられたこの防波堤の中を歩くと、ノスタルジーのようなものを感じます。
設計 | : | 土谷実/稚内築港事務所 ※つちやみのる |
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竣工 | : | 1936年 |
構造 | : | 鉄筋コンクリート造 |
所在地 | : | 北海道稚内市開運1-2-2 周辺の地図 【Googleマップ】(別ウィンドウが開きます) |
【次の建物】 旭川市庁舎(北海道)
【前の建物】 スワンナプーム国際空港(タイ)
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